あの日の願い事は落として砕いた
緑のソーダみたいに弾けて溶けたのだろう

あの子は世迷言を話して塞いだ
鉛を飲んだみたいだと頭を抱えて眠った

消えたあの街が
愚かな僕を酷く拒んだとして
それでも自ら終わらせる事は
許されない また春を待つ

たかが暮らしだろ
それすらすでに
言い訳の有様を
無様に見せられているような
脚色だった

あなたの長い髪を愛していると
祈りに似た思いで掴んでいるの
枯れた薔薇 水も赤黒く流れる葉
あれ以来 ただ
花開く前なら 尚更刈り取るわ
今 すぐ 音もなく

僕の亡霊が
命の意味を強く叫んだとして
それでもここから始める事は
もうできない また道を断つ
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