私が私でなくなったのは
君と手をつないだ時でした
指先は 凍てついた
私が私になる頃に
嘘と気づいた 二人一緒に


いつからが私なんだろう
二人言で欺くまま

歪な苦味を甘く感じて
騙される程に心は必要なくなった


涙を呑む私の首元が
月のように割れたのは何時だろう
私の裏が覗いた時
秋風は過ぎ去った

声が 一つだった二人は
貫かれて 海は病み 月は翳る
言葉を思い出した 私は
君に嫌われたい なんて

わかってる 嘘だよ 意地になるほど
あなたの言葉が
わかってる 本当は 嫌いなんだよ
ねえ、私の声で言って
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