[いきものがかり「幻」歌詞]

降り積もる雪はこの手に舞い降り
隠したはずの心の穴に溶け出した
二人が見たのはいつの日の景色
見覚え在る色彩がどこか微睡んだ

遠く揺らめいた愛を その手に抱えていたの
本当はマボロシと知りながら
羨んだ恋の意味は儚さに消えてゆくと
ふいに気付いた

ゆらゆら舞い散る粉雪たち
切なげに溶けて行く愛は何処へ
さらさら重なる光と影
傷つきたくないなんて 本当は 嘘なのにね

夢見た明日はもう二度と来ずに
永遠という無限の彼方に溶け込んだ

切に愛し合う日々も「偽り」と呼ばれるなら
盲目の涙に泣き濡れりゃいい
歯痒くも愛しさ故 その身を焦がす想いを
そっと隠した

ひらひら瞬く淡き光
頼りなげに揺れては消えて何処へ
はらはら導く先を照らし
意味有りげな光を宿し 今宵は誰の元へ
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